こんにちは、藤鷹ですm(_ _)m
お子さんの通っているチームの練習や試合の風景ってどんな感じですか?
活気づいてますか?
どこのチームもそうだとは思いますが、大体がシュートの本数をみんなで数えたり、シュートが入ればナイッシュー!外したらドンマーイ!ファイトー!と声を掛け合いながら練習してると思います。
うちのチームはと言いますと、本当に静かなんです(^^;
バッシュの擦れる音とドリブルの音がメインですね。
お当番のママさん達に声出しなさい!!ってよく怒られてます。
初めて練習を見に言った時は本当にびっくりしました。
正直なところ声が全然聞こえないチームの印象ってあまりよろしくはないです。
バスケつまらないのかな?
疲れてんのかな?
やる気ないのかな?
無理やりやらされてんのかな?
もちろん子供たちからすれば集中して一生懸命練習してます。
一生懸命練習してるんだから声を出さなくたっていいじゃん!
それじゃダメなんです!!
ミニバスはチームで行う競技でありミニバスにおいて声出しというのはとても重要な役割を果たします。
試しに声を出さない子供たちに聞いてみました。
なんで声出さないの?
恥ずかしいから、、
半分以上の子が「恥ずかしいから」と、答えました。
コーチにも聞きましたが、昔から声を出さないチームだと言っていました。
小学生、しかも女の子、人前で大声出すのは確かに恥ずかしいお年頃かもしれません。
内気な子や人見知りの子などチームには色々な子がいます。
上級生の子達が声を出しているチームであれば下級生の子達も自然と声を出すようになると思いますが、チームとして声を出すと言う土台、または環境が出来ていないと声出しは出来ません。
声を出しなさいと怒っていたお母さんにも聞いてみました。
なぜ声を出さなきゃいけないんだと思いますか?
元気がないように見えるから、、
確かにその通りです。
ですが、声出しにも具体的な効果はあります。しかしその効果を知らない人は意外と多いと思います。
声出しの効果
たかが声出しと思うかも知れませんが、声出しの効果とはどんなものでしょうか。
『 実質的効果 』
自分の位置や意思やサインの伝達はバスケに限らずチームスポーツには欠かせません。バスケで言えば
私はここにいる!パスがほしい!と言った要求
ディフェンスの確認、相手との攻防にどう対応するか、頭では考えているでしょうが実際に選手感で伝達しあうのは声でのやり取りです。
声出しが無いとチームとしては全く機能しません。
内容によってはメンバー同士で衝突などの危険もあります。
また、ベンチや観客席からの応援も、自分たち独自の雰囲気や空気感を作り上げ、チームとして一体感を生み出すことができます。
『 科学的効果 』
シャウト効果とも呼ばれますが、
大きな声を出すことで神経による運動能力を抑制を外し、自分の持てる全力を出すと言うこと、気合を入れるといえばわかりやすいと思います。
特に剣道や空手、陸上のハンマー投げや、やり投げなど動作の前に大きく声を出したりしてるのを見たことがあると思いますが、この効果を狙ってのことです。
頭では効果を期待するつもりは無くても気合い入れようと思ったら自然と大きな声を出そうとしますよね。
もっと掘り下げて言うと声を出すことで息を吐くことになるため、自然と肋骨が下に下がり、体幹を安定させるために重要な腹部の圧力「腹圧」が増します。この効果によっても大きな力を発揮することができるのです。
走り込みなどでキツいときでも、声を出すことによって最初の一歩を踏み出しやすくすることができます。
『 精神的効果 』
自分達の発した声によりやる気を起こさせる、言わば「自己暗示」ですね。
俺たちならできる!
1本決めよう!
ディフェンス頑張ろう!
とポジティブな言葉を口に出すことで、
自分やチームに暗示をかけ、やる気や集中力を引き出す。
意識に刷り込むことで自分を勇気付けて適度なリラックスを生み出す。
これが狙いです。
精神的効果を狙う場合は、必ずポジティブな言葉を意識して発するようにしましょう。
声出しの習慣を身に着けよう
声を出すことの重要性と効果は説明しましたが、これをどう練習に取り入れるかが1番の問題です。元々子供たちは大きな声を出せるはずです。うちの娘も練習では全然声を出せませんが、友達と遊んでいる時はすごく大きな声を出しています。
声出しを習慣化させる方法
まずは、どうして声を出さなきゃいけないのかを子供たちに説明してあげましょう。
ただ声を出しなさいと言うよりも頭で理解してからの方が声は出しやすくなります。
次にチームメンバーで、特に上級生を筆頭に声出しのルールを決めていきましょう。
例えば
パスを出す時、もらう時には手を挙げて「はい!」
ディフェンスに付いた時は「○○ちゃん!」とマークマンの名前を呼ぶ
シュートが入った時は「ナイッシュー!」
ミスをした子がいたら「ドンマイ!」
それ以外にも速攻の時やリバウンドの時などシチュエーションごとに決めていくといいと思います。
最後に
正直なところいきなり声を出せるチームを育てるのは大変な事です。
しかし声を出す事は自分にとってもチームにとってもプラスでしかありません。
練習でたくさん声を掛け合い仲間とのコミュニケーションをとりチームワークを高めていけば、自然と結果もついてくるでしょう。
仮に結果がついてこなくても身に付く物はとても大きいです。
ミニバス以外の実生活でも効果が現れること間違いないです。
このブログを機にお子様と『声出し』についてお話して頂けると幸いです。
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